病んだ時には筋トレ。どうせいつかは死ぬさ

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うつ病
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超筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超科学的な理由

超筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超科学的な理由

Testosterone, 久保孝史, 福島モンタ
1,465円(11/21 16:22時点)
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仕事が合ってなくてあえなく休職。

半年の休職を経て、自分的にもいけるぞってテンションになり、リハビリ出勤開始。

3週間が経過し、それなりに調子もいい。問題ないじゃないか俺!いけるぞ!

…が、GW後半に鬱再発。

布団から起き上がれず。

GW明け上司に電話。「すいません、しんどいです」

 

そして、再び、休職へ。

ただただ死にたい

 

今回のはしかしきつい。

まあ、死にたい。

稼ぐことができない自己嫌悪。

妻とはセックスレスで夫婦仲も最悪。

子供はただただ鬱陶しい存在。

ずぅーと布団の中にいる日々。

 

定期的に通院している心療内科にて、

トレドミン、デプロメール、リーゼ

に加え、

ラツーダを追加で処方される

 

二日程度はずっと動くこともできず

ずっと横になるだけの日々。

 

死にたい

働いてお金を稼ぐこともできず

貯金を切り崩す日々

こんな毎日を繰り替えすくらいなら

命を自らたち、その保険金で家族を養うだけのお金を残した方がいいのでは

と何度も思う。

が実行する元気もない

 

そんな中で、一冊の本に出会う。

西加奈子著 『くもをさがす』

くもをさがす

くもをさがす

西加奈子
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カナダに移住し、慣れない異国暮らしのなか、作家業や育児に奮闘している最中、

乳がん(しかも悪性度の高いトリプルネガティブ)が発覚。

異国カナダにて抗がん剤治療、両胸の切除手術を通し、がんの恐怖に立ち向かい、決して生きることをあきらめない

とても強い、強く輝いている美しいお話だった。

 

この本に勇気をもらった。

文字にするととても陳腐に写ってしまうが、ただただ生きる勇気と、生きねばならないという使命感を植えつけられた。

 

本の中で、カナダの看護師に「あなたの身体のボスはあなた。どんな治療をしたいか、またはしないかを選ぶのはあなたよ」

と告げられる。

ああ、なんと自立した精神なのか。

この精神を見習いたい。

 

ついつい、他人に合わせ他人の望む自分になろうとする私にとって、

この精神が必要だなと強く実感した。

 

読み終え、1週間ほどが経とうとしているわけだが、薬の効果も相まってなのか、

すこしずつ精神が上向いているのが実感できる。

自分の調子をわかってあげられるのは、私だ。

 

途端に筋トレがしたくなった。

自宅で腕立て伏せ、スクワットをする。

それぞれ20回ほどする。

たったそれだけなのに、心が軽い。

筋トレしているとき、頭が空っぽになり

死にたいだの、セックスレスでツライだの、子供の相手をしてあげられない自分の不甲斐なさを責めるだの

という自己嫌悪がまったく起こらない。

 

そこにあるのは心地よい疲労感だけだった。

死にたくなったら筋トレ。

どうかみんな死なないでほしい。

最後までよんでくれてありがとう。
テストステロンさんの本は、アマゾンのサブスクで読み放題。
おススメです。

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