仕事が合ってなくてあえなく休職。
半年の休職を経て、自分的にもいけるぞってテンションになり、リハビリ出勤開始。
3週間が経過し、それなりに調子もいい。問題ないじゃないか俺!いけるぞ!
…が、GW後半に鬱再発。
布団から起き上がれず。
GW明け上司に電話。「すいません、しんどいです」
そして、再び、休職へ。
ただただ死にたい
今回のはしかしきつい。
まあ、死にたい。
稼ぐことができない自己嫌悪。
妻とはセックスレスで夫婦仲も最悪。
子供はただただ鬱陶しい存在。
ずぅーと布団の中にいる日々。
定期的に通院している心療内科にて、
トレドミン、デプロメール、リーゼ
に加え、
ラツーダを追加で処方される
二日程度はずっと動くこともできず
ずっと横になるだけの日々。
死にたい
働いてお金を稼ぐこともできず
貯金を切り崩す日々
こんな毎日を繰り替えすくらいなら
命を自らたち、その保険金で家族を養うだけのお金を残した方がいいのでは
と何度も思う。
が実行する元気もない
そんな中で、一冊の本に出会う。
西加奈子著 『くもをさがす』
カナダに移住し、慣れない異国暮らしのなか、作家業や育児に奮闘している最中、
乳がん(しかも悪性度の高いトリプルネガティブ)が発覚。
異国カナダにて抗がん剤治療、両胸の切除手術を通し、がんの恐怖に立ち向かい、決して生きることをあきらめない
とても強い、強く輝いている美しいお話だった。
この本に勇気をもらった。
文字にするととても陳腐に写ってしまうが、ただただ生きる勇気と、生きねばならないという使命感を植えつけられた。
本の中で、カナダの看護師に「あなたの身体のボスはあなた。どんな治療をしたいか、またはしないかを選ぶのはあなたよ」
と告げられる。
ああ、なんと自立した精神なのか。
この精神を見習いたい。
ついつい、他人に合わせ他人の望む自分になろうとする私にとって、
この精神が必要だなと強く実感した。
読み終え、1週間ほどが経とうとしているわけだが、薬の効果も相まってなのか、
すこしずつ精神が上向いているのが実感できる。
自分の調子をわかってあげられるのは、私だ。
途端に筋トレがしたくなった。
自宅で腕立て伏せ、スクワットをする。
それぞれ20回ほどする。
たったそれだけなのに、心が軽い。
筋トレしているとき、頭が空っぽになり
死にたいだの、セックスレスでツライだの、子供の相手をしてあげられない自分の不甲斐なさを責めるだの
という自己嫌悪がまったく起こらない。
そこにあるのは心地よい疲労感だけだった。
死にたくなったら筋トレ。
どうかみんな死なないでほしい。
最後までよんでくれてありがとう。
テストステロンさんの本は、アマゾンのサブスクで読み放題。
おススメです。
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