「カメラじゃなく、写真の話をしよう」を読んで思う、僕なりの写真の話

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写真、とってますか?

こんにちは、とつです。

嵐田太志さんが書かれた「カメラじゃなく、写真の話をしよう」という本を読みましたので、思ったことお話しさせてもらいます。

そこのあなた、いつの間にか「カメラオタク」になってない?

一眼レフであれ、ミラーレスであれ、はたまたフィルムカメラであれ、良い写真・綺麗な写真を撮りたいとカメラを買った人であれば、カメラで撮った写真がやはり
 「スマホとは別物だなあ。いいカメラで撮ると綺麗な写真になるんだなあ。」
と、思われるかとおもいます。

僕もその中の1人で、初めて手に入れたミラーレス一眼、Nikon1J5で撮れた写真のボケ感だったり、画質の良さだったりに感動しました。

しかし、撮っていくうちに、
「もっと高画素でキレイな写真が撮りたい!」
「動画が10分しか撮れない!」
「手ぶれ補正がないからブレブレやなあ」
「暗所性能がないなあ。もっと高感度のカメラが欲しい」
とカメラの不満が見えてきたり、

「望遠レンズで遠くのモノを大きく撮りたい!もっと圧縮効果を効かせた面白い写真を撮りたい」
「この画角じゃ建物が全部写らない。超広角レンズが欲しい」
「ボケ感が足りないなあ、もっとF値が小さいレンズ欲しい」
とかレンズも色々欲しくなったり

観光地に行けば、
「あの人大きなカメラ持ってるなぁ、何使ってんだろなぁ」
と、景色より皆が持ってるカメラが気になったり、

暇さえあればカメラレビュー系のYouTubeばっか見たり、

いつの間にか、「写真を撮る」ことより、
カメラ・レンズの性能ばかりを追うことしか見えなくなってしまっているのではないでしょうか?

著者の嵐田さんも1000万円近くのカメラ機材に注ぎ込まれたみたいである時、

「写真を撮る」という行為の源は、つまり「記録する」ことであると思われたそうです。
その時、その瞬間の景色、美しいもの、感動、感情、子供達の成長、生きた証を記録するものだと。
 「じゃあもういっそのこと、写真はスマホでいいんじゃないか。」
機材を揃えるのにお金を使うより、「写真」そのものに向き合いより印象的な写真を撮るために勉強するべきだよ。

この本を読んで、「確かに一理あるなあ」と機材オタクになりかけていた自分に気がつくことが出来ました。

いい写真、印象的な写真の撮り方

この本で紹介されていた中から、なるほどと思ったモノをいくつか紹介します。

  • わざわざ出掛けない、家の300m以内で撮ってみる
  • 日の丸構図でいいじゃないか!
  • 写真家の定番写真集をみてみよう!

わざわざ出掛けない、家の300m以内で撮ってみる

気軽に撮影を楽しもうよ!写真ってそういうもんでしょ?

犬の散歩がてら、黄色の花びらがキレイだった。 iPhoneで撮影

普段の日常って写真撮らないもんですよね。
でも、そんな日常にも被写体はたくさんあるわけで。

自分の心の動き、感動を写真に込める。
自分なりの印象的な写真の撮り方を探す練習ってことなんだとおもいます。

日の丸構図でいいじゃないか

日の丸構図、写真のHOWTO本なんかではやたらとダサい。って叩かれてるイメージ。

おもろい顔してんなぁ。 富士フイルム XーT4で撮影。

確かに、ありきたりな見た目で面白みにかけるんですが、その分何を伝えたいかがストレートになる。

最初の一枚は、オシャレに。とかエモく撮る。なんてこと考えてあえて画面ハジに被写体置くとか考えずに、まずはど真ん中に被写体置いてシャッターチャンスを逃すな。
ってことでもいいのかも。

写真家の定番写真集をみてみよう!

生まれて今まで写真集なんて見たことありませんでした。

でもこの本の中で紹介されていた1人の写真家の写真をみて衝撃を受けました。

それがこちら。

アンリ・カルティエ=ブレッソン:20世紀最大の写真家 (「知の再発見」双書)
https://amzn.to/3zG0Acm

アンリ・カルティエ=ブレッソンの「サン=ラザール駅裏」です。

なんちゅう奇跡みたいなタイミングで撮ってんねん!ておもいましたね!
そして水面のリフレクションも美しく、あとコンマ数秒遅ければ水面に足がついてこんな写真は撮れないですし、そもそもこの人はなんでこんなとこスーパーマリオみたいに飛び跳ねてるかも意味不明で、こんなシーンに巡り合うことも奇跡的なんではないでしょうか。
それを瞬間的に切り取りカメラに収めた人がいるのが本当に驚きです。

こんな作品を見てしまったら「こんな写真撮ってみたい」と思っちゃいますよね。

写真集というのは新たなものの見方、切り取り方を教えてくれる教科書なんだと思い知らされました。

個人的に思う「写真とは」何か?

嵐田さんはこの本の中で写真の根源的な価値について、

「過去の記録と視点を未来に送ることができること。そして、過去の記録と視点を未来で受け取ることができること」

嵐田太志「カメラじゃなく、写真の話をしよう」

と記されています。

また、日本を代表する写真家 石本泰弘も雑誌「アサヒカメラ(1962.2月号)」にてこんな言葉を残しています(要約したものであり原文とは多少の違いがあります。)

ー 記録と芸術 ー
写真は新しいレンズ、カメラ、フィルムにより新しい表現方法が次々と出ている。
だが、それらは消えてゆく。
しかし、記録するために撮られた写真は、何年も古くならずかえって本物の芸術といえるものが出てくる。

僕も、結局のところ写真は記録するためにあるとおもいます。

昔に撮った写真を見返すと、忘れていた当時の‘感情・匂い・日差し・温度‘などの記憶が急に呼び起こされることがあります。
だからカメラやレンズの性能ばかりを追い求めるのでなく、撮りたい瞬間と出会った時、その時どんなカメラでもスマホでもいいからシャッターを切り、その時その瞬間を記録することを1番に考えていきたいですね。

まとめ

「カメラじゃなく、写真の話をしよう」、カメラ好き写真好きの方なら読んでみることをオススメします。

嵐田さんの写真に対する考え方も学べますし、写真の楽しみ方について数々のTipsもあります。
要所要所には嵐田さん撮影の写真もあったり(iPhoneで撮影されたものもたくさんあるみたいです)

僕ももっとこの本を読み込んで、これからのカメラ人生に生かしていこうと思います!

それでは、また!

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